その後の予防接種

1歳以降の予防接種

予防接種のいろいろを概説します。有料と書かれいないものは、定期接種かその他の助成により、無料で受けられます。

MR

MRとは、麻疹と風疹の両方が入っているワクチンです。麻疹は、かかると命に関わることがある恐い病気です。必ず受けましょう。一度受けただけでは免疫がだんだん落ちて、大学生になった頃に流行ることが知られています。ですから、小学校入学前にもう一度受けます。今までの統計を見ていると2回目の接種率が悪いようです。2回目の接種を忘れずに。健康に寿命をまっとうするために、必ず必要なワクチンです。
風疹は、妊娠初期の女性がかかると、赤ちゃんが病気を持って生まれてくる先天性風疹症候群が問題視されています。それを広めるのはおじさん達だとも言われます。ご自身の風疹の免疫に気を配りましょう。

おたふくかぜ  有料 久留米市は助成あり

おたふくかぜにかかると数百人〜千人に一人は耳が聞こえなくなることがわかっています。この難聴は一生治りません。この難聴の確率を下げるためには、予防接種しかありません。おたふくかぜでは髄膜炎を起こすことも知られています。
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種します。
2回目は5歳以上〜7歳未満で接種することが望ましいとされています。お友達がかかったときいて、わざわざもらいに行かないように。無料の予防接種ではありませんが、久留米市は一部助成があります。全国的に定期接種になることが待たれます。

水痘

みずぼうそうの予防接種です。みずぼうそうは、特効薬もあり、昔のように重症の病気となることは少なくなりました。しかし、タイミングを選ばず親子で外出できなくなること、子どもはその間熱やかゆみでつらいこと、皮疹のところに二次感染を起こすことがあること、将来の帯状疱疹の原因になることなどから受けることをお勧めします。安全性の高い予防接種です。
1回目は1歳を過ぎたら早期に接種します。
2回目は3か月以上あけて、2歳未満に接種することが望ましいとされています。お友達がかかったときいて、わざわざもらいに行かないように。

インフルエンザ 有料

近年のインフルエンザワクチンには、A型が2種類、B型が2種類入っています。効果が不十分だと言われていたB型への有効性も期待されています。世界中おなじものが作られますが、その年に流行するだろうタイプを予測して作られています。積極的に受けましょう。
インフルエンザは脳炎脳症という重大な合併症が知られており、ワクチンで絶対予防できるものではないにしろ、重症化を防ぐ効果は確認されています。すこしでも罹患する確率を下げるために、予防接種を受けましょう。

日本脳炎

日本を含むアジア圏では流行が確認されており、注意が必要です。特に九州に住んでいれば、よりリスクは高いと考えて良いでしょう。毎年、豚の間では広がっているウイルスです。必ず受けておきましょう。九州っ子ならやっぱり受けとかにゃいかんばい

子宮頸がんワクチン

中学1年〜高校1年は無料で受けられます。
主に性的な交渉で、ヒトパピローマウイルスに感染することにより、後年、子宮頸がんになることが知られています。このパピローマウイルス感染を予防するためのワクチンです。上記の年齢の女子は、公費で受けることが出来ますが、それ以外の年齢の若い女性も、是非受けておくべき予防接種だと思います。感染を繰り返すことで、いつか、本当にウイルスが居座ってしまいます。出来るだけ早めに受けることをおすすめします。
日本では2013年4月から定期化されましたが、副反応の可能性がある事例が出てきたと、国は積極的勧奨接種を停止しています。国としては、「受けられるような制度を作っているけど、勧めていないからね」「受けて何かあっても個人責任だからね。でもちゃんと受けられるようにはしているからね」という、いつでも、どんな言い逃れでも出来る体制です。将来、日本だけが、子宮頸がんの患者さんがあふれる国になる事が心配されています。中には、治療や経済的に救済・保証されるべき人も居るかもしれません。しかし、そのことと、みんなが受けない方が良いということとは違います。なにより、ご自身や家族の、頻度の高いがんが予防できるのです。受けておくべきだと私は強く考えています。

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