節分が近づいてきました。毎年この時期には、子どもたちが豆類をのどに詰まらせないかと心配しながら過ごしています。
食べ物でないものをのみこんでしまうことを誤飲(ごいん)。食べ物でも、食道で無いところに入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。
食品を誤嚥(ごえん)して窒息したことにより、亡くなる子どものうち90%は5歳以下です。
特に注意が必要なのは、口の中に豆類が入ったまま走る、寝転がる等の運動を行ったり、リクライニングしながら食べたりすると咽 頭に入り込みやすくなり、窒息・誤嚥 ごえんのリスクが高くなることがわかっています。
上記を踏まえ、窒息・誤嚥 ごえん 事故防止のため、以下のことに注意しましょう。
(1)豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子ども には食べさせないでください。 (no)
(2)ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリ スクがあります。乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。
(3)食べているときは、じっとして、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。 物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりす ると、誤って吸引し、窒息・誤嚥 ごえん するリスクがあります。
(4)節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが豆を拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。(あくま)